STORY
私の花の始まりの物語です。
2007年クリスマス
イルミネーションがきれいな福岡で出会った
その人の名前は安武千恵さん。
夕食にご招待いただいたお礼に、
肺の調子がよくないと聞いていたので
ユーカリのリースを作って千恵さんの自宅に伺いました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ
気が付けば夜も深まり慌ただしい帰り道、
千恵さんが追いかけて来てくれたのです。
「美樹さん!わたし、お花を習いたい」
その時千恵さんが一日一日を
大切に過ごしている事を知ったのです。
千恵さんは、ガンを患っていました。
「いつにしましょう?」
こんな言葉が自分の口から出た事にビックリしたのを覚えています。
その瞬間からお花の会が誕生したのです。
千恵さんは4年前この世を去りました。33歳でした。
あとはひとつぶのたねの はなちゃん が残されました。
のちに書籍化された『はなちゃんのみそ汁』の主人公です
花を通して楽しい時間を過ごす時、
いつも思い出します。
千恵さんの笑顔を。
「美樹さんはお花を教えるために生まれてきたんだと思う」
と千恵さんに言われた言葉を頼りにお花を続けています。
お花を一人でも喜んでくれる人がいるかぎり